社長挨拶

メタンハイドレートは、エネルギー自給率が低いわが国にとって、貴重な国産資源となる可能性を秘めていることから大きな注目を集めております。わが国では1990年代より産官学が一体となって、資源量評価や技術開発が着実に進められて来ました。

平成25年3月には、愛知県・三重県の沖合およそ80kmの海域において、第1回海洋産出試験が実施され、海底下に眠る砂層型メタンハイドレートから、減圧法によりおよそ日量2万㎥、6日間の合計で12万㎥のメタンガス生産に世界で初めて成功いたしました。この成功により、わが国周辺海域に眠るメタンハイドレートへの期待が一層高まっており、国は、平成25年4月に「海洋基本計画」を、同年12月に「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」を改訂し、次の海洋産出試験に向けたより具体的な方針を示すとともに、平成30年代後半に民間が主導する商業化プロジェクトが開始されるように技術開発を進めることを目標に掲げました。

このような中で、当社は平成26年10月、次の砂層型メタンハイドレート海洋産出試験の操業への参画を目指して設立されました。当社はわが国の主要な石油開発会社およびエンジニアリング会社等11社で構成されており、各社が保有する知見を共有しつつ最大限活用することで、効果的、効率的かつ安全に海洋産出試験のフィールドでの作業を遂行できる体制を整えました。

経済産業省のご指導の下、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構、独立行政法人 産業技術総合研究所、ならびに民間各社との連携を図りながら、メタンハイドレートの商業化に向けた安全確実な技術の開発が一日も早く実現するよう、全力を挙げて取り組んでまいります。

日本メタンハイドレート調査株式会社

社  長   石 井 正 一